【社会調査支援機構チキラボによる調査成果の報告】 | FIFTYS PROJECT

2023.08.28
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【社会調査支援機構チキラボによる調査成果の報告】

「統一地方選挙に出馬した女性候補者が体験した制度課題および社会課題についての調査」を社会調査支援機構チキラボへ依頼し、調査の報告書が完成しました。

統一地方選後の5月13日に、支援対象者向けの振り返りの会を開催しました。この会には21名が参加し、ワークショップ形式で立候補前~選挙終了までの「ポジティブ・ネガティブな体験や内面」と「助けられたサポート・サポートの不足や不満」について共有した他、アンケート調査にも回答してもらいました。

アンケート調査の結果、回答者の全員が立候補の動機として「国政や地方政治に、女性の声を反映させるため」という選択肢を選びました(複数回答可)。

しかし、立候補を決める段階から選挙期間の間に経験したこととして、回答者の71.4%が「性別に基づく侮蔑的な態度や発言」を選択、また、47.7%が「年齢、婚姻状況、出産や育児などプライベートな事柄についての批判や中傷」を選択しており、女性の声を政治に反映させたいと考える候補者に対して、性別を理由としたハラスメントが存在することが、改めて浮き彫りになりました。

そのような障壁がありながらも、ワークショップでは支援対象者たちが、選挙活動を通じて経験した周囲からの好意的な反応について多く声が寄せられました。一部を抜粋してご紹介します。

・選挙や政治活動に初めて関わる人たちが「楽しい!」「もっと早くやればよかった!」と言ってくれた
・外国籍の人、障がいのある人、性的マイノリティの人たちからの「応援します」
・FIFTYSを通じて20-30代の女性たちが集まってくれた
・対面や街頭で「女性にもっと政治やってほしい」といろんな人たちから言われた

調査結果の詳細は報告書をご一度ください。報告書にはそれぞれ簡易版と詳細版があります。

FIFTYS PROJECTワークショップ報告書(簡易版)

FIFTYS PROJECTワークショップ報告書